B5判・上製・476ページ
発行年:2011年06月15日
ISBN:978-4-89013-410-6
定価:本体8,800円+税
在庫あり
内容
- 高齢者リハビリテーションにかかわるありとあらゆる情報を満載
老年学的概念(人口統計学、老化学説、薬物の影響、加齢に伴う心身の変化、高齢者リハビリテーションの基礎と臨床など)から臨床の実際、高齢者の人権や施設の管理・運営まで。 - 根拠に基づいた医療(EBM)的介入を提示
EBMはボックスの体裁で紹介されており、より詳細な知識を求める人のために出典も明記されている。 - ポイント」により要点をすぐにつかめる
各章の重要事項が「ポイント」として冒頭にまとめられていて、理解に役立つ。
[読者対象]
老年学・老年医学研究者、終末期医療関係者、理学・作業療法士、ソーシャルワーカー、ケアワーカーなど
医療機器関係会社の方も
[目次]
1 応用老年学概説
第1章 高齢人口に関する人口統計学
はじめに/人口の高齢化に関する研究の歴史的概観/人口統計学的処理と人口の年齢構造/高齢化する社会に見込まれる人口動態/高齢化する人口に見込まれる変化成分/少数民族高齢者の人口統計学的動向と見通し/世界の高齢化人口に見込まれる動向
第2章 老化学説の比較と相違点
はじめに/歴史的概観/老化の動物モデル/基本的な考察/老化学説/
第3章 生理学における老化関連性変化
はじめに/加齢に伴う心血管系の変化/加齢に伴う肺の変化/加齢に伴う筋骨格の変化/加齢に伴う筋の変化/加齢に伴う骨格の変化/加齢に伴う神経筋の変化/加齢に伴う中枢神経の変化/システム間のホメオスタシス/加齢に伴う末梢神経の変化/加齢に伴う感覚の変化/加齢に伴う胃腸の変化/肝、腎、泌尿生殖器の変化
第4章 老化の心理社会的側面
はじめに/心理社会的な老化学説/晩年の認知変化/対処を必要とする状況/せん妄/認知症/老化過程に関する信仰体系
第5章 老化の病的徴候
はじめに/疾患としての老化/心血管系の老化徴候/呼吸器の老化徴候/筋骨格の老化徴候/骨格の老化徴候/老化に伴う関節変化/関節リウマチ/神経・筋の老化徴候/老化の神経感覚徴候/老化でみられる胃腸疾患/直腸と膀胱の問題/腎臓の問題/内分泌疾患/癌/低体温/高体温
第6章 栄養問題の探究
はじめに/消化器系の老化関連性変化/高齢者における慢性疾患と栄養/栄養状態の臨床的評価/高齢者に必要な栄養素/高齢者によくみられる栄養素の欠乏/栄養に及ぼす薬物の影響/栄養に及ぼすアルコールの影響/栄養に関連する老化説/運動、栄養と老化/栄養素の補完/高齢者のための栄養プログラム
第7章 高齢者における薬理学
はじめに/高齢者の薬物動態/高齢者における薬力学/高齢者の薬物に関連する問題/リハビリテーションにとっての服薬管理/リハビリテーション特有の考え方
第8章 高齢者リハビリテーションの基礎と臨床
はじめに/障害の定義/高齢者における能力障害の人口動態/虚弱:医学的に複雑な高齢者/高齢者の機能評価/介護者の機能的能力:リハビリテーション的な考察/高齢者リハビリテーションの原則/リハビリテーションの処方/身体拘束(抑制)/高齢者の転倒/
環境整備
第9章 患者評価
はじめに/準備/予測されるもの/問診/身体評価/環境評価/心理社会的評価/機能評価/
第10章 機能評価
はじめに/精神状態の測定/機能評価/高齢者用に修正された理学療法評価法
第11章 整形外科的疾患に関する考察
はじめに/筋力/柔軟性/骨粗鬆症/骨減少症/骨軟化症/無血管性壊死/Paget病/変形性関節症/関節リウマチ/高齢者の脊椎/高齢者の脊椎疾患/上肢/上肢の末梢関節 /下肢/膝関節/足と足関節/
2 高齢者リハビリテーションの臨床
第12章 神経疾患に関する考察
はじめに/Parkinson病/脳卒中/Alzheimer病/バランスと転倒
第13章 心肺および心血管系疾患に関する考察
はじめに/心肺および心血管系疾患の頻度/運動における生理学的側面/加齢と疾患による心肺系の変化/運動による呼吸器系の反応/高齢者における運動トレーニングの利点/末梢循環に対する運動の利点/検査、評価と改訂運動テスト/運動処方/運動処方における特別な考察
第14章 皮膚に関する考察
はじめに/皮膚疾患の定義/皮膚と老化/創傷修復/創傷治癒における栄養の考察/患者と創傷の評価/創傷状態の病期分類と記録/細菌学/下肢の潰瘍/その他の創傷/創傷の管理/外科的適応/表面支持体/創傷ケア製品/代替医療と創傷治癒
第15章 地域密着型健診プログラムの確立
はじめに/予防/健康増進/高齢者の健康上の問題と症状の傾向/高齢者健診プログラムの問題点/一次予防/地域密着型健診プログラム/モデル・プロジェクト/スクリーニング・プログラムで特別に注意が必要となるもの
第16章 コミュニケーション
はじめに/コミュニケーションに影響する正常老化/チーム/診療記録/コンプライアンスとモチベーション
3 高齢者リハビリテーションの基本姿勢と管理・運営
第17章 老年学における倫理と心構え
はじめに/個人の態度/医学的意思決定/資源の配分/介護者のストレス/高齢者虐待/患者の尊厳/患者の権利/インフォームド・コンセント/死に関すること/拘束/少数民族問題と倫理/擁護:リハビリテーションチームの役割
第18章 教育と高齢者:学習、記憶、知能
はじめに/連想学習/情報処理/文脈学習/人間の記憶/問題解決/知能/運動学習/高齢者のための教育計画/治療環境における教育
第19章 高齢者サービスの管理 393
はじめに/管理の内容/財務と予算編成/人事、医療機器、必需品の組織化と計画立案/目標、理念、組織計画の設定/法的制約/人事:従業員関係/マーケティング
第20章 相談と研究
はじめに/医療相談の環境/相談業務の特定/相談手順/研究と加齢/加齢研究の問題点/根拠に基づいた実践/PEDroスケール
こちらもチェック!
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『マスター脳卒中学 -最前線医療の現場からリハビリテーションまで-』
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『クラークソン 筋・骨格系評価法ハンドブック 関節運動と筋機能テスト』
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『オサリバン シュミッツ リハビリテーション -評価と治療計画-』
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『リハビリテーションと理学療法エッセンシャル -臨床で役立つ診断と治療-』
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『非悪性腫瘍の緩和ケアハンドブック -ALS(筋萎縮性側索硬化症)を中心に-』
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