続 ピカソの世紀  ゲルニカと戦争、そして栄光と孤独 1937~1973

978-4-89013-745-9

ピエール・カバンヌ 著 中村隆夫 訳

四六判・上製・988ページ

発行年:2016年4月27日

ISBN:978-4-89013-745-9

定価:本体5,500円+税

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内容

さまざまな証言によって浮かび上がる天才ピカソの素顔。
すべての虚飾を取り払った真実のピカソ伝、待望の後編!

「洗濯船」の共同生活のなかで生み出した衝撃作《アヴィニョンの女たち》で世間の注目を集めるようになったピカソ。『ピカソの世紀――キュビスム誕生から変容の時代へ』の続篇にあたる本書では、戦争の影が色濃くなっていく1937年から、91歳でその生涯を全うする1973年までのピカソの姿を追う。

1937年にナチス・ドイツの爆撃を受けたスペイン・バスク地方の町を題材にした《ゲルニカ》、
恋人ドラ・マールをモデルにした《泣く女》、
がらくたを材料にしたオブジェの制作、
晩年に展開した、性の開放を謳歌するかのような夥しい数の版画連作――。
エッチングやリトグラフ、陶作などにも表現の幅を広げ、
老いを過敏に意識しながらも、それに抗うかのように旺盛な制作を示したピカソ。

相変わらずひきもきらない恋の話――《泣く女》のモデルとなったドラ・マール、
二人の子どもをもたらしてくれたフランソワーズ・ジロー、
そして二度目の正式な妻となり、ピカソの最期を看取るジャックリーヌほか――もふんだんに交えて語られる巨匠の後半生。
有名人として取り上げられる一方、社会的な要求と自分のめざす芸術の方向性との板挟みになり悶々とする姿、
また若い世代から「歴史上の人物」とみなされてゆく巨匠の焦りと寂しさ、なども丹念に描き出す。

本書では、1973年以後、つまりピカソ本人の死後のエピソードも語られる。
遺産をめぐる遺族内の意見の相違、相次ぐ遺族の自殺、フランスへの作品寄贈をめぐってのいざこざ……。
死後もなお、スキャンダルに事欠かない稀有のスター、ピカソ伝の後篇、待望の刊行!
巻末年譜つき。

 

ピエール・カバンヌ Pierre Cabanne
1921年、ムードン生まれ。フランスの美術批評家、ジャーナリスト、著述家。国立高等装飾美術学校の教授を務め、『コンバ』紙、『ル・マタン』紙に多くの美術批評を執筆。ピカソのほか、ゴッホ、ルーベンス、フェルメール、アール・デコ、ロートレック、デュシャンについての研究書、美術館のガイドブックなどを執筆、美術事典の編纂にも関わった。2007年、カルカソンヌで死去。

 

 
中村 隆夫
1954年、東京生まれ。多摩美術大学教授。上智大学文学部フランス文学科卒業、慶應義塾大学大学院美学美術史修士課程修了。著書に『絵画の向こう側』(NHK出版)、『バロックの魅力』(共著、東信堂)、『象徴主義:モダニズムへの警鐘』(東信堂)、訳書にクーパー『キュビスム』(西村書店)など。監修した展覧会に「愛と青春のアトリエ 洗濯船と蜂の巣」展(2016年)、「ピカソ:子どものような純真な心で」展(2007年)、「ヘミングウェイが愛した街」展(2007年)、「没後50年 モーリス・ユトリロ」展(2005年)など。

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